こんにちは、hanaです。
この前家族で雑談していた時、こんな話になりました。
「日本人は何かしてもらった時でも、「すみません」って言うけど、あれっておかしいよね?」という話です。
考えてみれば、確かに何かしてもらった時には、「ありがとう」の方が良いはずです。
娘が言うには、職場にいる外国人から、「なんで、いつも謝ってばかりいるの?」と言われたらしいのです。
よく考えてみると、確かにそう言われても、仕方ないと思いませんか?
日本語は、意味のはっきりしない、曖昧な言葉があって、外国人からすれば理解しづらいのかもしれません。
確かに直接的に使うなら、「すみません」は、謝るときに使う言葉なのです。
そこでこの記事では、会話の中で使っている「すみません」の言葉の使い方について書いてみようと思います。
目次
「すみません」という言葉の使い方
「すみません」という言葉を使う3つの時
今まで、「すみません」という言葉は、何気なく使っていたので、深く考えたことがありませんでした。
- 申し訳なくて謝る時のすみません。
- 何かに感謝する時のすみません。
- 用があって呼びかける時のすみません。
日常生活の中では、上の3つの時に使うことが多いと思います。
じっくり考えてみればこんな感じでも、日常的には、口癖のように「すみません」と言っています。
「すみません」の言葉の持つ意味
私たちが何気なく使っている「すみません」に、少し言葉を付け足してみると、外国の人にも理解しやすくなると思います。
- (謝罪)自分にはできなくて申し訳ない、すみません。
- (感謝)やってもらってありがとう、すみません。
- (呼びかけ)邪魔して悪い、すみませ〜ん。
「すみません」に、その時の気持ちを、言葉にして付け足すとこんな感じになります。
私たちは、普段から、「すみません」の一言に、こんな3つの気持ちを込めて使っているのです
「すみません」の言葉に込められた謙虚な気持ち
例えば、スーパーやコンビニで買い物をする時に、通路に人がいて商品が取れない時がありますね?立ち話で立ち止まっている人がいる時です。
そんな時、あなたなら、その人達に対してどんな言葉をかけますか?「ちょっと、どいて下さい」とはなかなか言えないものです。
多分私なら、「ちょっと、すみません」と言います。
でも、よく考えてみたら、「ちょっと、取れないのでどいてもらえませんか?」と言えばいいのです。ここでは、「すみません」は、必要がないことがわかります。
なぜなら、本来から言えば、謝らなければいけないのは、買い物の邪魔になっている人たちの方なのです。
それでも、「すみません」と、謙虚な気持を込めて言ってしまうのです。しかし、こんな時の「すみません」は、決して謝っているわけではありません。
そういう私も、いつも無意識に使っています。
例えば今日も、隣の人に用事があったので、玄関に行った時にまず「すみませ〜ん」と呼びかけました。顔を合わせた時にまた、「忙しいのにすみませんね」と言いました。
そこで、要件を伝えてから、「すみません」と言って、帰ってきました。
こんな感じで日常的に、お互い「すみません」を使って、コミュニケーションをしているのがわかります。
「すみません」の言葉を別の言葉に言い替えてみる
上で書いた「すみません」の3つの使い方の中で、言い替えたほうが良い!と思うことがあります。
それは、人に感謝する時です。
感謝する時こそ「すみません」ではなく、「ありがとう」と、言った方が気持ちも伝わりやすくコミニュケーションも上手くいきます。
謝る時はもちろんそのまま、「すみません」でいいでしょう。呼びかける時の「すみません」も、電話の「もしもし」のような感覚なので、「すみません」でもいいでしょう。
しかし、感謝の気持ちを伝える時には、「ありがとう」と言い替えることを意識した方が良いはずです。
私も、口癖になっているので、つい「すみません」と言ってしまいますが、すぐに、「ありがとう」と言い直すようにしています。
終わりに
日本人は、「なんで謝ってばかりいるの?」と、外国人が不思議に思うのも当然です。
しかし、日本人は、「すみません」の言葉に、色んな意味を込めて使っています。そこは、日本語の難しいところですよね?
これからは、感謝する時だけでも、「ありがとう」と、言い替えてみたらいかがでしょうか?
是非意識してみて下さい。気持ちが伝わるので、人とのコミュニケーションも、今よりもっと上手くいくはずです。
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